二重人格神様~金と碧の王~

ぱぁっと、私の身体が眩い光をはなった。


同時に身体を流れる血が熱を放ち、血管を流れていく感覚がリアルに伝わる。


ざわめくような、まるで自分の身体じゃないような気分。

なに、これ…。

恐かった。はじめて感じる感覚に、無意識に目をつぶった。


輝く光が包み身体に吸い込まれていく気分がし、いなくなってしまいそうな恐怖に、そっと目をあけた。


「…い、いの、り?」


「な、な、なんじゃ…その姿は!?」


「…え?」


光は収まっているもの、私を驚いた顔でみつめるふたり。


珍しいものをみるような視線に、手の平をみると、床に散らばる金色の髪の毛。


「え…え?」


なに、この髪の毛…誰の?


そっと、頭を撫でるとさらさらの髪の毛が手に絡みつく。自分の目を疑った。手に絡みつく金色の髪の毛、そして、1メートルほど伸びた髪。


そして、なにより、腹部に感じていた痛みがない。血も出ていない。


「あ…え…は…えっ?」


何が起きて…どうなっているの?どうして、こんな姿に?


「グレンさん…わたし…っあ!」

彼に手を伸ばすと同時に、不意に激しい頭痛に襲われる。今度は…なに!?

痛い。痛くて、頭が割れそう。頭部をかかえ、そのまま床に崩れ落ちる私。



近寄るグレンさんに抱かれるもの、激しい痛みにおかしくなりそう。



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