二重人格神様~金と碧の王~


柔らかくて、優しいキス。この、キスに私は弱い。


なんか、もう…


「やっぱり…一緒が、いいな…」


「…え?」


フェイランさんと、部屋を別にするって、決めたのに、こういうことをされてしまうと、離れたくないって、思う。


「なんか…わたし、駄目ですね」


自分で決めたことも実行出来ないなんて。そう、思えば海鈴さんは嬉しそうに笑う。

「駄目じゃないよ。それだけ、僕が好きで、一緒にいたいって、ことだろう?」


「…うん…好きです」


「…え?」


予想外の返答だったのか、海鈴さんは少し照れながらクスリと笑う。

「恥ずかしいな。いのりってば」

「本当ですから」


「やめなさい、したくなっちゃうから」


「え…あっ」


その言葉に、私も赤くなったのは、言うまでもない。

*

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