二重人格神様~金と碧の王~
「なら、いいじゃないですか」
敵意のこもった言い方に彼はクスリと笑い、そのまま私の首筋に口付ける。
「お前、可愛くないな。海鈴にはそんな言い方しないくせに」
「い、や」
「本当に可愛くない。ムカつくらい。腹が立つ」
「そ、それなら、私の前に出てこなければ、いいじゃないですか!それより、いやっ」
首筋を撫でられ、軽い痛みに、何をされたか分かった。また、こいつは!
「はな、してっ」
「だから、気付かれる」
「…あ」
そうだ、抵抗したら…いけないんだ。この人、分かってやってるんだ。
「そうそう。お前は、おとなしくしていれいい。お前は俺の可愛くないペットなんだからな」
そういい、再び首筋に痛みが走った。同時に感じるのは、嫌悪感だけだった…。
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