二重人格神様~金と碧の王~
「…はぁっ」
シーツを握り、残っている海鈴さんの香りに口元が緩む。
「ふ…ふふ」
同時に出るのは気持ち悪いような笑い声に、身体をくねらせる。
「へ…へへ」
そして、まだ出るのは気味の悪い声。
なんか。もう…
「幸せ…」
胸がいっぱいで、何もするきになれない。
「ふ…ははっ」
誰かが見ていたら、確実に不審者だけれど、この部屋には私だけ。
海鈴さんがいなくなったことで、更に膨らんだ幸福感にゴロン、ゴロンと、ベッドの上を転がっていると、不意にドアが叩かれ
その音に、ビクリと起き上がった拍子にベッドから身体ごと落ち、同時に開いたドアからアレスが顔をだす。
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