好きなんて言えないよ。
え、しちゃうの??交換しちゃうの??



ううぅ。




ふたりはなんのためらいもなくLINEの交換を始めた。




ダメだ、あたしこの中に入る勇気なんて、



無いんだよ。



ふたりは交換を終えて



「じゃぁ、あたしは帰るねっ!」



梨恋がそう言って立ち上がった。



やばい、やばい!
梨恋がこっち来ちゃうじゃん!




あたしは急いで廊下にあるロッカーの陰に隠れた。



そして、梨恋が教室から出て行った時にあたしは教室へ入った。



「あっ、終わった??帰れる??」



あたしの姿をみると紺野君は声を掛けてきた。





< 83 / 256 >

この作品をシェア

pagetop