恐怖短編集
「どうした?」
「ここで、なにしてるの」
それは子供の声とは思えない、鋭く低い声だった。
続けて、もう一人が言った。
「ここに来たら駄目だよ。早く降りて」
長い髪で、顔を隠しながら。東夜は肌寒さを感じて、身震いをする。
次の瞬間、チンッという音と共に扉が開いたと同時に、逃げるように東夜はエレベーターを降りる。
「あれ……?」
振り返って、閉まる直前のエレベーターを確認したが、その中には誰も乗っていなかった……。
やはり、この病院に入ったのは間違いだったかもしれない。
東夜の脳裏にそんな後悔の思いが過ぎったが、強く頭を振り無駄な事を振り払う。
そして、東夜は203号室に向けて歩き出した。
東夜がエレベーターを降りた直後から感じる嫌な視線は、この病院の患者や看護婦のものだろう。入ってきた時と全く同じ反応だ。
「ここで、なにしてるの」
それは子供の声とは思えない、鋭く低い声だった。
続けて、もう一人が言った。
「ここに来たら駄目だよ。早く降りて」
長い髪で、顔を隠しながら。東夜は肌寒さを感じて、身震いをする。
次の瞬間、チンッという音と共に扉が開いたと同時に、逃げるように東夜はエレベーターを降りる。
「あれ……?」
振り返って、閉まる直前のエレベーターを確認したが、その中には誰も乗っていなかった……。
やはり、この病院に入ったのは間違いだったかもしれない。
東夜の脳裏にそんな後悔の思いが過ぎったが、強く頭を振り無駄な事を振り払う。
そして、東夜は203号室に向けて歩き出した。
東夜がエレベーターを降りた直後から感じる嫌な視線は、この病院の患者や看護婦のものだろう。入ってきた時と全く同じ反応だ。