恐怖短編集
不意に美由紀はそう呟き、にじみ出る涙を小さな指でぬぐう。
東夜の胸はそれだけでも締め付けられたが、美由紀の行動はさらに東夜を追い詰めた。
美由紀はテレビを置いている棚の引き出しを開けた。
鍵がかかっていたその引き出しには無数の睡眠薬。
「美由紀……?
」
美由紀はその睡眠薬をすべて袋から出すと、一粒一粒を恨めしそうに眺める。
そして、その睡眠薬を小さな振るえる手に持ち、ジュースと共に飲み込んだのだ。
東夜は弾かれたように立ち上がり、それを止めようとした。
「美由紀! やめろ、美由紀! 兄ちゃんはここにいるから! やめろ!」
いくら叫んで、いくら止めようとしても無理だった。
まるで、美由紀は何かに取り付かれているかのように薬を体内へと入れる。
その内、美由紀には死が見えてきたのか、大粒の涙を流し始めた。
しゃくりあげながら、東夜の持ってきたマンガを片手に抱き、部屋を出る。
東夜の胸はそれだけでも締め付けられたが、美由紀の行動はさらに東夜を追い詰めた。
美由紀はテレビを置いている棚の引き出しを開けた。
鍵がかかっていたその引き出しには無数の睡眠薬。
「美由紀……?
」
美由紀はその睡眠薬をすべて袋から出すと、一粒一粒を恨めしそうに眺める。
そして、その睡眠薬を小さな振るえる手に持ち、ジュースと共に飲み込んだのだ。
東夜は弾かれたように立ち上がり、それを止めようとした。
「美由紀! やめろ、美由紀! 兄ちゃんはここにいるから! やめろ!」
いくら叫んで、いくら止めようとしても無理だった。
まるで、美由紀は何かに取り付かれているかのように薬を体内へと入れる。
その内、美由紀には死が見えてきたのか、大粒の涙を流し始めた。
しゃくりあげながら、東夜の持ってきたマンガを片手に抱き、部屋を出る。