魅惑のハニーリップ
 千秋の仕事?

 千秋は昔からファッションやアクセサリーに興味があった。
 だから大学卒業後はアクセサリーを扱う会社に就職して、今はショップの店舗で働いてる。
 それがどうかしたのだろうか。

「千秋が働いてるショップの話なの?」

「うん、そう。……あのね、今度新しいお店を出すことになったの」

「へぇ~、そうなんだ」

「そこ、小さい店舗なんだけど、オーナーが私に任せるって言ってくれててね」

「えぇ!! すごいじゃない! 千秋が店長ってこと?」

「うん。まぁ、そんなとこ」

 千秋がオーナーに気に入られてることは、前にも聞いていた。
 だけど“雇われ店長”とは言え、お店を任せると言ってもらえるなんて。

「よかったねー、千秋!」

 千秋のセンスを褒められたみたいで、私までうれしくなってくる。

「そこで遥にお願いがあるんだけどさ……」

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