魅惑のハニーリップ
病院に着くと、夜診を待つ外来の待合にはたくさんの人がいた。
私はその中、真っ先に受付に飛び込んだ。
「すみません! 先ほど救急で運ばれた人はどこですか?!」
息を切らして言う私に、受付にいた女の人が一瞬ポカンとした顔をする。
「落ち着いてくださいね。今運ばれてきた方ですか? お名前を伺いたいんですけど……」
パソコンを操作しながらも、受付の人は至極冷静だ。
私は完全にパニックで、宇田さんの名前すら伝えずに気持ちだけが焦っていた。
「宇田です。宇田聖二です」
「あ、はい。確かに運ばれて来てますね。あちらの救急の処置室か、脳波の検査かのどちらかに……」
説明がまだ途中だったけれど、私は指をさされた方向へ慌てて走り出す。
不安でたまらなかったから。
……宇田さんが交通事故だなんて信じられない。
病院に運ばれただなんて。
私……まだ気持ちを伝えていないのに。
自分の、宇田さんに対する気持ち。
さっき気づいたばかりの気持ちを。
私はその中、真っ先に受付に飛び込んだ。
「すみません! 先ほど救急で運ばれた人はどこですか?!」
息を切らして言う私に、受付にいた女の人が一瞬ポカンとした顔をする。
「落ち着いてくださいね。今運ばれてきた方ですか? お名前を伺いたいんですけど……」
パソコンを操作しながらも、受付の人は至極冷静だ。
私は完全にパニックで、宇田さんの名前すら伝えずに気持ちだけが焦っていた。
「宇田です。宇田聖二です」
「あ、はい。確かに運ばれて来てますね。あちらの救急の処置室か、脳波の検査かのどちらかに……」
説明がまだ途中だったけれど、私は指をさされた方向へ慌てて走り出す。
不安でたまらなかったから。
……宇田さんが交通事故だなんて信じられない。
病院に運ばれただなんて。
私……まだ気持ちを伝えていないのに。
自分の、宇田さんに対する気持ち。
さっき気づいたばかりの気持ちを。