+悪魔の咎め+
「…何がしたい。」
「もう一度だけお願い、何だかこの結界…なんとかできる気がするの。」
「……。」
「だめ…?」
じーっと私を見つめる。
多分、見極めてるっ…だったらちゃんと、
彼を見なきゃ。
「……ハァ、」
彼の溜め息は物凄く重たい。
「やってみろ、」
「っ!!…ありがとう!」
───できる気がするの、何故か。
私はただの人間だけど
多分…この結界、いける。
肩の力をゆっくりと解す
なるべく、精神を穏やかに、集中して。
負の気持ちは持たない
無、だ。
この目の前の結界だけに集中するだけ。
────ゆっくりとその結界に触れた。