+悪魔の咎め+





「…おい、顔色が悪い。やはり無理だったか?」


覗きこむ彼の顔はとても無防備

このままねじ伏せて手を捻り上げることも出来る。





「……お前、何を考えている?」


「え?」


「変なことは考えるな、中に入るぞ。」


「……。」



「大丈夫だ。俺はお前を殺さない。」






───見返りはなんだ、



彼が 悪魔が 本来の目的は?





私を殺すことじゃないとするならば

その、周りから?



それとも何かを探している───?


そのための監視?





きゅっと唇を噛み締め、身を引き締めた。

油断してはダメだ。







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