こっち向けよ





見られる意図が分からないので、「今何時?」と言いながら顔をそらした。



「今は5時…あ、もう6時ね。」



どおりでどう頑張っても頭が働かないわけだ。



「始発で帰ってきたの?」



寝起きのいい舞はすでに活動を開始して、ニコニコしながら母さんと話し始める。



「そうよ~もう、心配で!」



「私も心配したよ~!なかなか眠れなかったもん。」



「ご飯とか大丈夫だった?」



「うん、愁が私の好きなオムライス作ってくれた!」



「ん~よかった~」



ソファとテーブルを挟んだ反対側の布団に再び包まる俺は、目は眠くてしょーがないのに頭が起きて、2人の話しに耳を傾けてしまう。





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