こっち向けよ





「えーっと…で、色々あって私は彼から逃げ出したの。多分そのせいで2人は呼び出されたんじゃないかな?」



「私たちの質問を無視されたことについては触れないでおくわ。」



「色々って、なにがあった?」



ため息を吐いて、問いつめるのを諦めたママと



身を乗り出して黒目をずいずい向けてくるパパ



2人はいつも私のことを考えてくれる。



どんなときだって…



愁を本気で選んだことを伝えても、変わらない態度で居てくれるのかな?



数秒前に固めた決意が簡単に崩れるのは、きっと愁が絡んでるから───





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