エンドロール



「だけど当然御堂はそれを許すはずもない。」


薬を完成させた張本人が姿を眩ませるなんてそんな恐ろしいこと私が御堂の立場なら気が気でなくなってしまう。


「御堂は小宮をどうにかして自分の手中に取り戻したかったはずだ。」


だけど、完成した薬さえあればあとは適合する身体だけ。

「薬自体が完成しているなら小宮を追いかける必要なんてなかったんじゃないの?」


話を聞けば聞くほど頭の上にハテナがたくさん飛ぶ。


「小宮は薬の研究データをまるごと持ったまま研究所には何も残さず失踪した。」


なるほど。それなら御堂が小宮を追いかけるのも合点がいく。


「そこで当時小宮が孤児院で特に目をかけていたマキちゃんが利用されたってわけね。」

小宮が宇都宮マキを目をかけていたことは仙道からの情報で御堂も知る可能性は十分にあるはずだ。


それに、小宮が孤児院に行ったのは、適合者を探すため。





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