エンドロール
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side トシ
美紅がここからいなくなって1時間程が経った。
園長や子どもたちはまだそのことに気づいていない。
その証拠に園長は仙道を見送った後書類仕事がまだあるからと言ってまた園長室に籠ってしまった。
また、昼寝から目覚めた子どもたちはおやつの時間。
食堂に集まってみんなで苺のショートケーキを口いっぱい頬張る。
おやつを食べたら外でかくれんぼをしようなんてなんとも子どもらしく微笑ましい会話が聞こえてくる。
そんな中、オレはというと倒したのを自分で確認しないとおちおち休んでられないと言っている火灯の監視の元、台所で殺虫剤片手にゴキブリ退治をしている。
「ま、まだ見つけられないのですか。」
「無茶言うなよ。そんな簡単に見つかるわけないだろうが。」
つまり、オレはゴキブリと絶賛かくれんぼ中というわけだ。
こんなことしている場合じゃないのは十二分にわかっているつもりである。
自分でも一体何のためにリスクを犯してまでここに残ることにしたのかわからない状況になっている。