エンドロール
「こうなったらもうバ〇サン焚きましょう。」
「バカ。そんなの使ったらしばらくここ使えなくなるだろうが。」
自分が直接退治するわけでもないのに顔の下半分を布巾で覆い、両手にゴム手袋を装着して右手にハエ叩きを持ち、左手にははたきというさっきと装備を変えて武装した灯がまだかまだかと後ろから催促してくる。
なぜ実際に退治するオレよりも重装備なのかツッコみたいところではあるが、本人は至って真剣なため、口には出さない。
「さっきバ〇サン焚くって言ったじゃないですか。」
「それはそうでも言わないと休まないと思ったからだろ。」
あちこち探しまわるも一向に見つかる気配がない。
そもそもこっちから探しても都合よく見つかってくれる相手ではない。
確かにバ〇サン焚いてしまえばイチコロだろうが、ここは台所だ。
後始末のことを考えるとあまり使いたくない。