エンドロール
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side 匡
「あいつは?」
「さっきまで騒いでおりましたが、疲れたのか今は大人しくしています。」
口で言ったところでジッとしていられるほど従順な娘ではないことはわかってはいた。
ただ、ここまでお転婆が過ぎると手に負えない。
血は争えないと言うことか。
「それより例の件はどうなっている。」
「はい。やはり予想通りでした。」
「そうか。」
小宮が明日執行猶予で出所する。
冤罪とはいえ人一人無残に殺しておいて執行猶予で済むなんて馬鹿げた話ない。
必ず裏があると高城に調べるよう命じると、案の定裏で御堂が糸を引いていた。
警察上層部と御堂はおそらく繋がっている。
「彼女の方は今どこに?」
出所して真っ先に行くところと言えば、きっと彼女のところだろう。
「水嶋の管理下にある病院へ移しました。ただ、医者の話では余命一か月だと…。」
「そうか…。」
逆によくここまで生きていられたというところらしい。
これもかつて天才と称された弘原海康生の力あってこそなのだろう。