エンドロール
部屋に入ると明かりはつけられておらず、天井近くに配置された申し訳程度小さなの窓から差し込む月の光だけを頼りに彼女の姿を探す。
さほど広くない部屋ということもあってすぐに隅の方で座って項垂れているその姿を確認することができる。
「よし。逃げよう。」
暗くてその表情は確認できないが、何かを決心したかのように顔を上げたのはわかった。
「よほど契約破棄されたいらしいな。」
高城に大人げないと言われ、やり過ぎたかと少し罪悪感に苛まれた。
それに、大人しくしてろと監禁したところでそれに従う程従順な人間ではないことはもうわかりきっている。
そろそろ痺れを切らす頃だろうと様子を見に監禁している部屋へと少しの緊張感を覚えながら足を運んだ。