エンドロール
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side トシ
「……ハァ……ハァ……ハァ……ハァ……。」
「まじかよ。くそっ。どうしてこうなった。」
「りょうた先生、こっち。」
「リン、お前どうしてここに。」
「時間がない。私についてきて。」
リンに言われるがまま後をついていく。
「ここを登っていけば、外に出られる。」
高く外界を隔てられた壁。
そのすぐそばに壁より少し低い木をよじ登る。
「リン。お前一緒にも来い。」
先に上ったオレは木の下で待機しているリンに手を差し伸べる。
「ううん。私はここに残るよ。」
だけど、リンはそれを拒否した。
「何言ってる。早くこっちに来い。」
後を追ってくる気配が近づいてくるにつれて焦りが増していく。
「私がここをいなくなったらきっと私の代わりに誰かが犠牲になる。そんなのダメだよ。」
「それは…。だけどそんなこと言ってる場合か。」
「りょうた先生。私は大丈夫だから行って。」
オレとはよそにリンは落ち着いた様子で早く逃げるように促してくる。
「おい。いたか。」
ついに、追手が目と鼻の先までやってきた。
「りょうた先生、早く行って。」
「……クッソッ!!リン!!必ず助ける。だから、オレらを信じて待っていろ。」
「うん。待ってる。」