エンドロール




「社長。お戯れも結構ですが、車を回してありますのですぐに準備してください。」


高城さんの一言でようやく起き上がり、大きく両手を上げて猫のように身体を上に伸ばしながら大きく欠伸をしている。

私が起こしても何の反応も示さなかったのに、高城さんが一言かけると素直に聞き入れている。

過ごしてきた時間の長さが違うのもあるだろうけど社長がやはりなんだかんだ高城さんをリスペクトしている部分があるからなのだろうとここ何日か一緒に過ごして思った。

そして、こんなに朝早くから仕事だなんて大変ねと人ごとのように二人を横目に、今のうちだとベッドから降りた。


「美紅さんあなたもですよ。」

「私も?」


こんな朝早くから私も一緒にだなんて一体どこに行くのと頭の上にはてなマークが飛んだ。


「説明は後です。時間がありませんので先に支度を。」


詳細も聞かされず急かされるまま車の後部座席に乗り込んだ。







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