エンドロール



話ながら依頼されたメイドのことを調べていると、ふと画面上に現れた文字を見た瞬間、自分の目を疑った。


「トシ。小宮の話は聞いているかしら。」


「唐突だな。それなら昨日、高城さんと連絡を取ったときに粗方聞いた。」


だったら話は早い。


「こんな偶然ってあるのかしら。あの子の名前、弘原海火灯なのね。」


「は?まさか。弘原海って小宮の……。」


やはりこの様子じゃ名字は知らなかったようだ。


「たまたま同姓同名ってことは?まさか血縁者か。」


「まだ断定はできないけれど、おそらく血縁者の可能性が高いと思うわ。それに、小宮と妻の京華との間に生まれた子どもの中に火灯という名の子がいるのは確かのようだし。」


画面をスクロールしながら、うっすらと画面に反射する自分の顔と睨めっこをする。




< 291 / 319 >

この作品をシェア

pagetop