エンドロール



「弘原海さん。なぜあなたがそこまで愛した京華さんのとの子を手放したりなんかしたのですか。なぜ人体実験なんて残酷なものに差し出したのですか。火灯ちゃんのこと愛していたんですよね。」

「きっと君には私の気持ちはわからないだろうね。」


わかってもらおうなんて思っていない。そう言っているような気がした。


「確かに私は子どもを産んだことがないので、あなたの気持ちをどう考えても理解することはできません。だけど、今娘さんが道を外れようとしているかもしれないんです。」

「どういう意味だ?詳しく説明しろ。」


やはり彼女が孤児院にいたのは弘原海の指示ではなかった。

宇都宮マキと弘原海の娘である火灯が同一人物ならなぜ彼女は孤児院にいたのか。


「私の質問の方が先です。」

「………。私も随分落ちぶれたものだ。まさかこんな小娘の戯言に振り回されるとは。」


はっと鼻で自笑するように自らを嘲笑った。




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