エンドロール
「そんなときだ。京華を治せるかもしれない研究があると御堂に声をかけられた。
正直、神の恩恵だと思ったよ。心から歓喜した。
そして決めた。どんな犠牲を払ってでも、例え自分の子を失うことになったとしても必ず成功させる。
誰が何と言おうと京華は必ず私が救って見せる。」
まるで自分を見ているかのようだ。
借金でどうしようもなくなった時の自分と弘原海が重なって見える。
人間追い込まれると見境がなくなる。
それは必ず自らを滅ぼす狂気となる。だからこそ必ず止めなければならない。
「だからって不死なんてものが本当にまかり通るとでも思っているのですか。そんな非人道的なこと成功するはずないし許されることじゃない。」
「そんなことは初めからわかってる。だけどこっちは京華を助けるためなら悪魔にだって魂を売る覚悟でやってんだ。だから、邪魔をしないでくれ。」
その目からは強い意志が感じられる。
必要とあらば愛おしいと感じた我が子をも差し出す。愛も歪めばこうも人を狂わせるのか。
やはり人間は醜い。