エンドロール
「お前がやろうとしていることは彼女は望んでいない。健気だよな。夫が自分の娘を捨てたって言うのにそんなことも知らないでお前のことを心配してる。彼女が全て知ったら、どう思うだろうな。」
「脅しても無駄だ。」
「別にオレは止めやしねぇよ。不死だろうが何だろうが好きに開発すればいい。だけどな、お前が今すべきことは本当にこんなことか?誰かの犠牲の上に成り立った命なんて彼女が本当に喜ぶとでも?」
「あんたは人を愛したことはのあるか。愛する人が目の前でどんどん弱っていくのを目の当たりにしたことはあるか。
オレはどんな犠牲を払ってでも救ってやりたい。そう思っているだけだ。
それの何が悪い。
人間誰しも誰かの犠牲の上で生きている。
なのに、京華にはそれは許されないのか。なんで京華が死ななければならない。
世の中には善良な人間を食い物にして生きてる人間なんてごまんといるんだ。
いいじゃないか。ちょっとくらい京華にも生きるチャンスをくれても。
なんで京華ばかりが苦しまなければならない。」
「そんなのあんたのエゴでしょ。」
そんな勝手なことあるか。他人もやっているから自分もやって良いなんて子どもみたいなこと通るはずない。