エンドロール




「あなた方は一つ間違っている。」

「何を?」

「あの子は君たちが思っているほど感情のない人形ではないよ。」

「どういう意味ですか?」


弘原海が一体どういう意図でその言葉を発したのか見当がつかない。


「あの子は言わば毒だよ。」

「毒ですか?」


弘原海からは私たちには決してわからない、辿り着けない何かがあるのだという絶対的自信があるように感じた。


「どういうことかわかるように説明しなさい。」


ここで何か聞き出さないと本当に取り返しのつかないことになってしまう。そんな気がした。

弘原海の言う毒とは一体そういう意味なのかわからない。

もしかすると私たちは何か大きな思い違いをしているのかもしれない。

せっかく完成しそうだったパズルがバラバラになってしまった。




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