恋愛のやり直し方
ザーッと室内を見渡す。



部屋って一晩でこれだけ散らかるんだ……




とりあえず、目の前の紙の束から拾い上げる。







「あ、綾さん、それグチャグチャにされるとセンセーが必要な時にすぐ出なくなっちゃいます」



電話を終えた竜君が慌てて私を止めに入る。






「えっ?これって纏まってるんの?」



「一応……」



これで?と再度訊ねるような顔を向けると「そうですね」と苦笑する竜君。



「内容みてもいいのかな?」


「それは大丈夫ですよ。でも他言無用です」


「ハハハ……それは分かってます」




ザッと紙束に目を通す。






「これ、先生が欲しい時にすぐに見られれば良いんだよね?」


「はい」


「じゃあ、片づけましょう。これじゃ見つかるものも見つからないじゃない」

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