恋愛のやり直し方
「ボケーっと隙だらけの綾なんて、強引に捕まえる事くらい簡単なんだけど、それは俺が納得できないんだ。

だから綾、覚悟して?」



「えっ?」



額に触れる暖かく柔らかい感触。
チュッと言う音がして、ゆっくりと私から離れていく立花さん




「今日はコレで我慢する」



ペロリと唇を舐める立花さんは、色気がただ漏れ


絶対わざと私を赤面させるためにそんな事してるって分かってるのに、赤面せざるを得ない自分が悔しい





「立花さん!それわざとですよね?」


「だって、綾が俺の事全然意識してくれないからてしょ?」



「…………痛っ」




優しく笑って私を解放してくれた立花さん。
ついでに額をピシッっと弾いた





「さて、綾はどこに行こうとしてたの?そこまで送るよ」





「………えっ?」



驚いたのは、送るよと言われたからじゃない。



「立花さん!」



「なに?」



いやいや「なに?」じゃないでしょ。


私が戸惑ってるのは、立花さんにしっかり繋がれた左手。



「コレ、何なんですか」


ブンブンと振っても離されることは無いくらいしっかりと繋がれてる。




「あ、左でじゃない方がいい?」


「はっ?」




私が気にしてるのはソコじゃないです!
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