恋愛のやり直し方
戸惑う私を完全に無視して、店員さんたちは私の着ていたものを脱がし始め、あっという間に着せ替えを始めた。





まるで、人形になったみたいにテキパキと着替えさせられる私。






「斎藤様、できました」



着替え終わるとシャッと開けられるカーテン。
斎藤さんは、目の前に置かれた椅子に腰かけながら優雅にお茶を飲んでいる。


「うーん。次!」



「かしこまりました」






再びカーテンは閉められ、脱がされる私。










「次!」


「次!」


「次!」







途中まで意識はあったものの、十着を着替えたところで記憶がない。






シャッと開けられたカーテンに、半ばあきらめの顔をした。
しかし、仕事とはいえ店員さんもよく嫌な顔一つせず斎藤さんのオーダーに応じるなぁと感心していると、





「うーん。いいじゃない。それにしましょう」



「かしこまりました。斎藤様靴とおカバンはいかがされますか?」




「そうね。靴はそれでいいわ。カバンは……あの、クラッチバックをいただくわ」



「ありがとうございました」


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