恋愛のやり直し方
えっ?何?やっと終わったの?と安堵したのもつかの間、再びシャッとカーテンが閉められて、着替えさせられる。




夏らしい柔らかな素材のワンピース。
少しの風でもユラユラと裾が揺れてる。




「お待たせいたしました」






「ありがとう。綾ちゃん行くわよ?」



「え?どこへですか?それにコレ着たままじゃ――」



「いいのそれプレゼント。第一その恰好じゃないと一緒にいるアタシが困るの。黙って着いて来て」



「えっ?あ、はい……すみません」




確かに、私がココに入って来た時に来ていた洋服では、この店の品を損ねてしまうし、斎藤さんも困るのだろう。




だけど、今日初めて会った斎藤さんにプレゼントされる理由はない。





「あの、これ頂けません。私払います」



「綾ちゃん、それ、あなたの1カ月分のお給料でも買えなくてよ?」


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