恋愛のやり直し方
できれば、面倒なことにならずに帰ってもらいたい。
今日はもう、色んなことを考える余地なんてもうどこにも残ってない。



どう言えば実の機嫌を損ねること無く帰ってもらえるだろうか?





元々口下手な私。
しかも、思考力が低下中。



――ああ、こんな時友田のようにスルスルと言葉が出てくるような人間だったらよかったのに…




とはいえ、そんな才能があったら実の機嫌なんてお構いなしの生活をしてるはず。







結局、そういうこと。
私のように何の取り柄もない人間は、こうして日々身をすり減らしながら不器用に生きて行くしかないのだ。




ハァーと無意識にため息が漏れた。








「綾、どこ行ってたの?」




「えっ?」



< 254 / 548 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop