恋愛のやり直し方
「ありがとうございます」と伝えて、抜群なハーブティの癒し効果にしばらく意識がなかった私




「座れば?」



「えっ?」と突如戻ってきた意識

立花さんは向かい側の皮張りのソファーに座る。





きっとこれは合皮じゃなくて、本革なんだろうな。



「はい」



と素直に座ればジワリと体にフィットするソファー。





癒し効果満載の立花さんの部屋。
もう。眠気すら襲ってくる





「で?」



私が眠ってしまうかもしれないと思った瞬間、タイミングを計ったように立花さんの追求が始まった。







「あの………やっぱりヤメません?」



往生際が悪いとは分かりつつ、最後に尋ねてみる。





「うーん。そんなに綾を困らせるのは本位じゃないけど、ムリ」






「…………そうですか…」







「うん」と申し訳なさそうに返事する立花さんの顔を見て、『よし』と腹をくくった。

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