好きになった人は…双子の兄でした。【完結】
次の日から、佳代はずっと私の側に居てくれた…



トイレも…
休み時間も…
お昼ご飯も…
移動の時も……
帰りも………



元々が姉御肌の佳代は私を放っておくのが嫌だったのだろう…



佳代は学校も休まずに来てくれた。



私は佳代になんてお礼を言ったらいいのか解らなかった…



時々『負けたらあかんよっ!私が居るんだからねっ!』



…と支えてくれた…



佳代……ありがとう…



こんな私の為に……



ありがとう……



何回言っても、言葉だけじゃ足りない…



相変わらず、靴は無くなっていたけど、その度に佳代と笑って嫌な事を吹っ飛ばして居た…
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