ダ・ル・マ・さ・ん・が・コ・ロ・シ・タ 【完】



「と、とにかく! 帰ってくれないか? 由香里はお前らみたいなのと関わるような子じゃないんだ」

「お前ら?」
「みたいな?」

興奮のあまり言葉を選べず、どうやら地雷を踏んだらしい。

金髪の男は、さらに顔を近付け威嚇する。

「オイ! その引っついてる女も、まとめて犯してもいいんだぞ? コラ゛ッ!」

吐く息は酒臭く、正論など通用しそうになかった。

彼に続き、他の男たちも立ちあがる。

「敬太……」

沙奈は俺の襟をつかんで怯えていた。

……ヤバイ。

相手は4人、沙奈と由香里を守るのに俺ひとりじゃ、あきらかな劣勢。

絶体絶命の修羅場はすぐそこ。

「とりあえず、コイツをボコッてからだな」

「あぁ」

「おう」

「ッ……」

そのとき!!



 
< 106 / 161 >

この作品をシェア

pagetop