月が見守るその下で
それを見てあいつは頬を赤く染めて、照れたように言った。

「いや、別に・・・」

そして照れ隠しするかのようにいきなりすくっと立ち上がった。

「もう遅いし、早く帰ろうぜ。送ってくから。」

その言葉を聞いて、私も立ち上がる。

「うん。」
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