CINDERELLA STORY~貴方に巡り会えた奇跡~
こんな時は、どうすれば良いの?

恋の仕方なんて忘れちゃったよ

もっと彼に私を知ってもらう為に頑張るとか?

篤人は、友達だって思ってくれてるなら友達として、また始めれば良いの?

でも気持ちを知られてしまった以上、友達なんて無理だよね?

どうしよう‥‥

そんな事が頭の中を巡り、私は優希に電話を掛けてみたのだった


「もしもし、優希?
 今、話してても大丈夫かな?」

『大丈夫だよ♪
 ってか、瑠璃のコンサート最高だったよ!!
 も~~~う、大興奮しちゃった♪』

「えっ?
 来てくれてたの?」

『当たり前じゃん!!
 瑠璃の初の日本のコンサートだよ!!
 瑠璃ってば、私等にチケットをくれるって言ったじゃん
 実はチケット購入してたんだよねぇ~♪
 だから、貴子達と一緒に盛り上がっちゃったよ~~~!!
 まぁ~、菜摘は仕事で来れなかったけどねぇ~
 でも、最終日には菜摘も来るって言ってたよ♪』


興奮冷めやらぬ優希の言葉に、私は嬉しさが込み上げていた

そっかぁ~

貴子達と来てくれてたんだ~

なんか、嬉しい!!

チケットを渡すって言った時、優希達は仕事なんだよっとか言ってたし、貴子達は大学のテストが近いからなんて言っていて、だから来ないのだとばかり思っていたけど、チケットを購入して私には秘密で来てくれてたなんて‥‥


『それより、電話で話してても大丈夫なの?
 疲れてるんじゃない?』

「ん?
 大丈夫だよ‥‥
 本当にありがとうね♪」


私を心配するような優希の言葉に、私は篤人の事を話そうかと思ったが、やっぱり言えなかった

だからお礼だけ伝えて優希との電話を切ってしまった


【RURI‥‥
 この後、取材が入ってるわよ
 それから、その出版社から年間の表紙を飾るモデルの仕事も入ってるから、その打ち合わせもする事になってるからね】


優希との電話を切って、水分補給しながら私は鏡の前で凹んでいると、鬼マネージャーの言葉に項垂れてしまった

取材と、打ち合わせねぇ~

こんな気分で笑えるのか?

そう思ったけど、私はプロなんだと自分に言い聞かせてスタイリストが用意した服に着替え始めたのだった

ミルクキャラメル色に染めた長い髪をユル巻きにしてもらい、メイクとネイルを施された私は、先ほどまでコンサートをしていた疲れさえ身ぜず、日本やアメリカは勿論の事、世界各国の取材記者との質疑応答に答えている

取材時間は、30分

それがジェニファーが出した取材の条件だったらしく、その30分の取材が終わった後、慌ただしく別室に移動させらると、既に出版社の人が10人くらい待機していたらしく、私を立ち上がって歓迎するように出迎えてくれたのだが、その出版社が発売している雑誌が何冊もテーブルに並べられていた

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