【完】ダンデライオン
門が開いて、昨日通った一本道が見える。
「ありがとね!パット!」
「ありがとうございます、だろ!!」
すかさずパットからの敬語の言葉遣いの修正が入る。
変わらないパットに、思わず笑ってしまった。
パットも笑ってる。
さて、そろそろ国の中に入ろう。
「じゃーね、パット!」
「おう!ケイスのカフェにも寄れよ!」
「うん!」
そして私は、昨日も通った一本道を歩き出した。
やっぱり、花一つ咲いていない一本道は何だか寂しい雰囲気。
でも、この一本道を抜ければ、城下の通りが現れることをもう知っている。
そこまで着けば、ケイスが働くカフェももうすぐそこ。
ひとまず、ケイスさんのカフェに顔を出して、ウィルさん?のお宅がどこにあるかも聞いてみよう……。
そろそろ、通りが見えてきた。