【完】ダンデライオン






門が開いて、昨日通った一本道が見える。



「ありがとね!パット!」




「ありがとうございます、だろ!!」




すかさずパットからの敬語の言葉遣いの修正が入る。




変わらないパットに、思わず笑ってしまった。
パットも笑ってる。




さて、そろそろ国の中に入ろう。




「じゃーね、パット!」




「おう!ケイスのカフェにも寄れよ!」



「うん!」





そして私は、昨日も通った一本道を歩き出した。





やっぱり、花一つ咲いていない一本道は何だか寂しい雰囲気。


でも、この一本道を抜ければ、城下の通りが現れることをもう知っている。




そこまで着けば、ケイスが働くカフェももうすぐそこ。




ひとまず、ケイスさんのカフェに顔を出して、ウィルさん?のお宅がどこにあるかも聞いてみよう……。





そろそろ、通りが見えてきた。






< 145 / 286 >

この作品をシェア

pagetop