【完】ダンデライオン
エルノは、そっと私の頬を撫でた。
告白されたからか、何だかすごく意識してしまう……。私って現金?
無意識に強張った私を見て、エルノは頬に触れていた手を離した。
「……返事は、急がなくても良いから。いつか、聞かせて」
「あ……うん。」
そこで、この話は終わりになったけど……私はふと、疑問に思った。
雰囲気に流されて、いつか返事をすると言ってしまったけど。
いつか、って……いつなんだろう…?
私にある可能性、それでこの国の魔法が解けた時…私はこの国にはいられないんじゃ……
エルノは私の考えこんだ様子を見て、笑顔でポンと肩を叩いた。
「何をそんな真剣に考えてるの?ひょっとして、僕のこと?」
「えっ!?え、い、いや、その……」
そうなような、違うような……返事に困ってしまって、変なリアクションをしてしまった。
私のそんな様子を見ながら、エルノは吹き出した。
……失礼な。
「僕のことを意識してくれてるんだったら嬉しい…でも、たんぽぽを困らせたいわけじゃないから……ごめんね」
「あ、ううん、そんなんじゃ……」
何となく、気まずい……。
エルノのことをどう思ってるか、まだ自分では分からないから返事もできない…。
だから申し訳ないけど、話題を変えたい…。
何か…何かないかな……