【完】ダンデライオン
「……?どうしたの?」
突然黙ったエルノに、心配になって声をかける。
するとエルノはニッコリと笑った。
キレイな顔立ちが、笑顔でもっと際立つ。
その笑顔に、不意にドキッとした。
「……僕は、強くなれる気がする。」
その笑顔が、その言葉が嬉しい。
私、エルノの力になれたんだ…。
「ねぇ……」
エルノは私の手を握っていた手を離した。
そして、その右手が私の頬に触れた。その手は、やっぱりあたたかい。
「エルノ……?」
エルノは、微笑んだままだった。
「僕が、たんぽぽのことを好きだって言ったら…どうする?」
「えっ……?」
私のことが好き…?エルノが……?
「どうする?」って何が???
困るか、とか…そういうこと??
エルノは真顔に戻っていて、照れたのか顔がほんのり赤くなっている。
そして、私のことをうかがうように見つめる。
「たんぽぽは、僕のこと……どう思ってる?」
「え…!?あ、あの……」