【完】ダンデライオン
延々とエルノが笑うから、心配になってきた。
「あの……エルノ?」
エルノはやっと笑いがやんだみたいで、息切れしながら目元を拭っていた。
「あぁ、ごめん。森へ出るところ、だよね。ちょっと口で言っても理解が難しいかもしれないから、絵にするよ」
「あっ、ありがとー!」
そういうと、エルノは白い紙を持ってきて、イラストで抜け穴の場所を教えてくれようとした。
……だけど。
……これはまた画伯だなぁ……。
ケイスさんのイラストもなかなかヤバかったけど、エルノも負けてない。
むしろ、勝ってる……。
イラストが描かれていく様子を見ていて、どんどん混乱していく。
そして、イラストは出来上がった。……らしい…。
「…できた!」
「……そうなの?」
なんか覚えのある流れに頭痛を感じつつ、エルノの自信作らしいイラストを受け取る。
もはや芸術なのか…グチャグチャな線画状態。
丸とか四角の線で何かを書かれてて、矢印を引いて「ココ!」とか書いてあるけど……
聞かないと全く分からない。
「えっと……あの、これってどこの絵…?」
「…ハァ?」