実は、彼女はご主人様でした。
「待たせたな」

「いや、そんなに」

「お茶を持ってきた」

「ありがとう…」

「何だ、何か言いたそうだな」

「そりゃ、色々とありますよ」

「大方予想は着くが、何だ?」



桜雪は真人と向き合う状態で座ると、トレーからテーブルにカップを移し、そのカップからお茶を一口飲んだ。



「両親の紹介、あれは何?」

「何とは?あれは本当のことだ。自分から紹介すると言っているのに、嘘を着くわけがないだろう」

「いやいや。紹介は嬉しい。だけど、あの紹介内容は他人である俺に言ってもいい内容じゃないだろう」

「別に構わない」

「え…構わないって…それに、何故両親は怒らないんだ?」

「それは私が抑制しているからだ。じゃなきゃ、あの二人は当の昔に死ぬか崩壊している」

「………は?」



様々な可能性を考え、答えを模索してみるが、検討はつかない。


死んでいるとはどういうことだろう。
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