君は私の太陽だ
かず君が部活中に…。


ゴール裏に入ってしまったボールを、無理矢理、昇って取ろうとしたら。


落下して…両腕を、骨折した。

「一ヶ月位は、入院ね!両腕だと、何も出来ないじゃない?」

私はご飯が進まなくて、動揺を隠せなかった。


「元カレなんだけど…。」


私は、やっと振り絞ってお母さんに話してた。


「じゃあ、見舞いに行ってあげなさい。」


お父さんが私たちの会話を、しっかり、聞いていたみたいで?
私に言った。


「だからどっかで、見た事あるなぁ?と思ったのよねー!」


学校の帰り道、玄関前まで送ってくれた中。


何回か、お母さんと顔を合わせた事があって…。


家に招いても遠慮して、一度も上がらなかった。


いまどき、珍しいんじゃない?

お母さんの印象だったらしい。

どちらが?

正しいかわからないけど!


かず君が怪我で入院したのは事実だし。


「別れた理由は、聞かないけどお見舞い位は行けるでしょ?」

お母さんはそれ以上、何も言わなかった。


私は自分の部屋に戻るなり、愛子に、電話をした。


.
< 39 / 159 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop