この未来を壊して下さい。【完】
「そうだね、信じよう。
誰も怪我しなかったらいいね」
そう言って私は目を閉じた。
バンッと開いた倉庫のドア。
私が私でいられるのは後15分。
そして、きっと私を見る目が変わるまでも15分。
そっとパーカーの下に手をのばす。
それを見ているであろう美穗は何も言わない。
もしかしたら見ていないだけなのかもしれない。
まぁ、正確なことは目を閉じているからわからないけど。
そう思いながらそっとそれに触れる。