この未来を壊して下さい。【完】






ただ起きて、登校、授業、休憩、話しかけようとする翼龍のメンバーが跳ね返されているのを黙って見る、授業、下校、射撃の練習、寝る。





の繰り返し。





それが何日も続いた。そして、とうとう翼龍のメンバーが話しかけて来ることはなくなった。





面白いことも、楽しいことも、何もない。





ただつまらない日々が続くだけ。





気がつけばもう12月15日になっていた。





自由な時間は少しもない。





ずっと監視されている。





そして、とうとう感情も出なくなっていた。





完全に昔の“私”に戻っているらしい。





助けてとさえ思わなくなっていた。





< 350 / 393 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop