この未来を壊して下さい。【完】
「俺は別に継いでもいいと思うぞ。
お前なら変えられる気がする。
人殺しをしない組長になれるんじゃないか?」
部屋を出て倉庫に向かう途中。龍河が発したその言葉を聞いて、案外そういう組長になるのもいいかもしれないと思った。
まぁ、時間はまだある。どうせ、今回の就任試験は失格扱いになるんだから期間は延長されたと思っていいだろう。
どうしようか、どうしようかと考え続けていると、どうやら倉庫に着いたらしい。
出迎えてくれたのは目の下が黒い下っ端君たち。
そして、笑顔の美穂。
「お帰り」
美穂にはすでに結果が伝えられている。
「ただいま、美穂!!」
そう言って私は美穂に飛びつく。