この未来を壊して下さい。【完】
ふと、時計を見れば、三波が教室を出てから15分。
待たせすぎたかな?と思いながら昨日の部屋に行く。
歩くたびに視線を集める。
それは、翼龍の姫だからだったり、佐野に目をつけられているからだったり、理由はさまざま。
ときどき、佐野さんに逆らうなんてバカでしょ。など聞こえてくる。
どちらかというと、あの状況でも笑顔を消さなかった私をほめてほしい。
うっとうしい視線を無視して、ようやく着いた昨日私たちがいた教室。
理事長室の隣だったなんて知らなかった。
ノックもせずにドアを開ける。
すると、昨日と全く同じ席に座っている彼ら。
「遅かったな。」
「いろいろとね、」