雨の日に、キミと一緒に創るエロ。

  『ぐっほぉッッ』

 見事に変な器官に入り込むパスタ。

 女子が出してはいけない声が、店内に響いた。

 「『ごゆっくり』って言ったでしょ」

 あのイケメンが、あきれ顔でグラスに水を注ぎ足しに来た。

 むせながらグラスに口をつける。

 それがかえって咳き込む結果になった。

 完全な、タイムロス。

 早く店を出るどころか、食べれもしない。

 てゆーか、この上なく恥ずかしい。

 「美味しそうに食べてましたね。 お客さん」

 ついでに喋る事さえ困難になっているワタシに、イケメンが笑いかけた。

  あぁ。 こんなイケメンに、醜態しか晒せないワタシって・・・。

 咳が止まらないからというのもそうだけど、違う意味でも涙が出てくるぜ。

 あぁもう、イヤ。
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