マー君(原作)
<9>
「んん?」
自室で昼寝をしていた裕二は、ふと目を覚ました。
いつの間にか眠っていたようだ。
裕二はだるい体を動かし、ぼやける視界の中天井を見つめた。
まだ眠い。
いったいどれだけ寝たのだろう。
瞼が重く感じる。それに耳もおかしい。
近くからカチカチという無機質な音が聞こえる。
いつから針時計など置いたのだろう。
あまり気にせず、もう一度夢の中に入ろうと寝返りを打った。
その時デスクが視界に入った。
それに――。
今のなんだ?
裕二はもう一度デスクを見た。
そこには、黒いマントを羽織る、白い仮面をつけた何者かが椅子に座っていた。
そいつはデスクの上のデスクトップに向かってマウスを叩いている。
カチカチ……と。
裕二は霞む目を無理矢理開け、デスクから離れるように勢いよく後ろの壁に背中を押し付けた。
な、なんだよあれ!
睡魔は一瞬にして消え失せ、言い知れぬ恐怖に体が弛緩する。
キーボードを叩く音が次第に高くなり、頭に響く。次第に意識がはっきりしてくる。
目の前にいる「あれ」。
デスクの前にいる「あれ」。
「あれ」は何か知っている。「あれ」は――。
マー君。
「んん?」
自室で昼寝をしていた裕二は、ふと目を覚ました。
いつの間にか眠っていたようだ。
裕二はだるい体を動かし、ぼやける視界の中天井を見つめた。
まだ眠い。
いったいどれだけ寝たのだろう。
瞼が重く感じる。それに耳もおかしい。
近くからカチカチという無機質な音が聞こえる。
いつから針時計など置いたのだろう。
あまり気にせず、もう一度夢の中に入ろうと寝返りを打った。
その時デスクが視界に入った。
それに――。
今のなんだ?
裕二はもう一度デスクを見た。
そこには、黒いマントを羽織る、白い仮面をつけた何者かが椅子に座っていた。
そいつはデスクの上のデスクトップに向かってマウスを叩いている。
カチカチ……と。
裕二は霞む目を無理矢理開け、デスクから離れるように勢いよく後ろの壁に背中を押し付けた。
な、なんだよあれ!
睡魔は一瞬にして消え失せ、言い知れぬ恐怖に体が弛緩する。
キーボードを叩く音が次第に高くなり、頭に響く。次第に意識がはっきりしてくる。
目の前にいる「あれ」。
デスクの前にいる「あれ」。
「あれ」は何か知っている。「あれ」は――。
マー君。