マー君(原作)
ここまで来て半ば不安になってきた。もう怪奇出版まで百メートルもない所まで来ていたのに、急に足が重くなる。
今思えばこの行動は愚か過ぎた。これほど人のいる所に出てくるとは自分もどうかしている。
「いったい、何やってるんだろう」
口を閉じすぎていたため、声が掠れた。そういえば昨日から何も口にしていない。ここまで気力だけでやってきた。これも全てマー君のせいで。
ふと視界を遮る物があった。
前を見ると、前方に立ち止まってこっちを見つめている者がいた。そいつは黒い制服を着た女子高生だった。黒い長髪にすらりとした白い顔−−。
何故か彼女はじっとこっちを見ている。その視線には何か怪しげな、危険を感じさせるような物があった。
気付けば成幸の足は止まっていた。女子高生との距離は数メートルだ。走ればすぐに詰めれる距離だ。
二人はそのまま見つめ合い、しばらく硬直していた。周りにいる人々は二人を避け、通り過ぎていく。
今思えばこの行動は愚か過ぎた。これほど人のいる所に出てくるとは自分もどうかしている。
「いったい、何やってるんだろう」
口を閉じすぎていたため、声が掠れた。そういえば昨日から何も口にしていない。ここまで気力だけでやってきた。これも全てマー君のせいで。
ふと視界を遮る物があった。
前を見ると、前方に立ち止まってこっちを見つめている者がいた。そいつは黒い制服を着た女子高生だった。黒い長髪にすらりとした白い顔−−。
何故か彼女はじっとこっちを見ている。その視線には何か怪しげな、危険を感じさせるような物があった。
気付けば成幸の足は止まっていた。女子高生との距離は数メートルだ。走ればすぐに詰めれる距離だ。
二人はそのまま見つめ合い、しばらく硬直していた。周りにいる人々は二人を避け、通り過ぎていく。