マー君(原作)
<12>
「誰に電話をしていた?」
成幸はベッドから起き上がり、ドアの前で立ち電話をしていた亜理紗に尋ねた。今彼女は携帯電話のカバーを閉じた所だった。
「私達の、リーダーに連絡を、入れていたの。その人、もうすぐここ、来る。あなたはそれまで、ここにいる」
そう言いながら、ドアの前に腰を下ろす。どうやらここから出さないようだ。その証拠に、ドアにはしっかり鍵が掛かっている。
成幸はベッドに腰を下ろし、前かがみになって両手を前に出して握った。
「そのリーダーがマー君対抗派というのを作ったのか?」
「……」
亜理紗はただ頷くだけで、何も言わない。どうやらまだ自分は信用されていないようだ。
それもそうだ。自分はマー君という未知なる物に追われていた身なのだ。そんな人間をすぐ信じろというほうが無理だろう。
成幸はとにかく信じてもらえるよう、黙り込んでいる亜理紗に話し続けた。
「誰に電話をしていた?」
成幸はベッドから起き上がり、ドアの前で立ち電話をしていた亜理紗に尋ねた。今彼女は携帯電話のカバーを閉じた所だった。
「私達の、リーダーに連絡を、入れていたの。その人、もうすぐここ、来る。あなたはそれまで、ここにいる」
そう言いながら、ドアの前に腰を下ろす。どうやらここから出さないようだ。その証拠に、ドアにはしっかり鍵が掛かっている。
成幸はベッドに腰を下ろし、前かがみになって両手を前に出して握った。
「そのリーダーがマー君対抗派というのを作ったのか?」
「……」
亜理紗はただ頷くだけで、何も言わない。どうやらまだ自分は信用されていないようだ。
それもそうだ。自分はマー君という未知なる物に追われていた身なのだ。そんな人間をすぐ信じろというほうが無理だろう。
成幸はとにかく信じてもらえるよう、黙り込んでいる亜理紗に話し続けた。