マー君(原作)
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「おかしい、全ておかしい。あいつら」

洋太は頭を抱え込み、混乱する思考をなんとか止めようとした。しかし、考えるほど謎は深まり、それを追求しようと脳が働く。

「おかしい。ありえない。俺は俺は……」

確かに吉沢の言ったことはおかしい。だが、俺はわかっていた。だから、あの記事を書いた。

これはサイバーテロであり、マー君がネットウィルスだと、理解していた。

それなのに、いざ真実を耳にすると、混乱してしまう。認めたくないのに、認めてしまう。それが覆すことのできないものだから。

あの時、水月雨から聞いた話。そして教授に相談をしに行った時。

俺はうすうす気付いていた。こういう可能性があるのではと。そして現に――。

「あいつらは、テロリストじゃあない? 日本政府の――」

独り言を呟いていると、突然鋼鉄のドアが鈍い音を立てて開いた。

入ってきたのた吉沢とブタ太だ。

二人はしばらく出入り口の所で立ち止まっていたが、洋太の様子を見かねてか、吉沢が心配そうに声をかけてきた。

「顔色が優れないようだが、何か食べるか?」

「……いい」
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